【バトエン】私は優勢であるのか劣勢であるのか

■私は優勢であるか、劣勢であるか
バトエンに限らず、駆け引きがあるゲームでは基本的に優勢か劣勢かに状況が移り変わっていく。

バトエンで劣勢な状況とは
・総hpが低い
・チェンジの回数が少ない
・対面が不利
・残りの鉛筆が少ない
・アイテムが自分だけ利用済み
・自分だけが全ての鉛筆の種類が公開されている
・クライマックスが遠いのに攻撃出来る鉛筆がない
などがあげられ、総合的にみて、もっとも今試合において勝利から遠いほど劣勢であるといえる。

何故この話を出すかというと、対戦ゲームにおいて自分が優勢であるか、劣勢であるか判断できることは非常に重要であるからだ。

確率も選択肢もないゲームがもしあるとすれば優勢であるプレイヤーがそのままその試合の勝利者になる。

基本的に優勢であるプレイヤーは
・優勢の状態を維持する
・より優勢の状態を目指す
のどちらかを行うべきで、

劣勢のプレイヤーは
・いかにして優勢になるか考える
必要がある。

博打行為(ハイリスクハイリターン)を行って良いのは優勢のプレイヤー、劣勢のプレイヤー果たしてどちらだろうか。

詳しくは後述する。

■劣勢ボーナス
バトエンにおいて劣勢ボーナスが存在していない。
バトエンは優勢な者がそのまま勝利に近い。

劣勢ボーナスとは不利になったときまたは不利なプレイヤーに対して優勢のプレイヤーよりも有利になる要素だ。

例えばマリオカートなら順位が低いプレイヤーはより順位が高いプレイヤーを追い抜きやすくなるアイテムの確率があがる。

クイズ番組では後半にいくにつれて獲得点があがり追い抜きやすくなる。

某カードゲームでは攻撃を受けたプレイヤーの手札が増える。

バトエンには劣勢のプレイヤーに優しい要素が基本的にない。
一見逆転はしにくそうにみえる。

では劣勢なプレイヤーはどうすればいいのだろうか。

答えは博打行為(ハイリスクハイリターン)である。

■博打行為
盤面の有利さを点数で表現する手法がある。
優勢プレイヤーが25点、劣勢のプレイヤーが13点とする。
優勢プレイヤーは着実に3点づつ稼いでくるとき、劣勢プレイヤーは同じ手を打っていると勝つ事が出来無い。
40%で10点増え、60%で20点失うなどの手があればその中でもっとも良い博打行為をしなければならない。

優勢プレイヤーは優勢さを捨てるわけにはいかず、博打をうつことはできないが、劣勢プレイヤーは失うものはなにもない。
不利になればなるほどリスクを負ってでもリターンを勝ち取る。
現実世界においては全てをかけることはリスクが命や未来となるが、ゲームにおいてはどんなに負けても次の試合はまた0からだ。安心して全掛けをしよう。

■都合のいい未来、都合の悪い未来
優勢プレイヤー、劣勢プレイヤーにとって考えるべき要素の一つにどんな未来がくるかがある。

優勢プレイヤーはどのような驚異があり、小さくともどのようなリスクがあるのか把握し、潰すようにする。

劣勢プレイヤーは完全に積むその瞬間までもっとも現実的でありえる都合の良い未来を想像し、行動して逆転の機会を伺う。相手は6分の1を三あてて攻撃してこないかもしれないし、最後に出たきたチャッピー用のステーキはもっていないかもしれない。本当に完全に詰むその瞬間まで、投げ槍になってはだめだ。

優勢プレイヤーは「こうなったらマズイな」といった状況を回避し、劣勢プレイヤーは「こうなるかもしれないからそこにかけよう」と考えるべきだ。

■そもそもバトエンにどうつながるんだよこの話
バトエンをおいて盤面に出す鉛筆は
・敵に攻撃されないバトエン
・敵を攻撃できるバトエン
・この場面でしか使わないバトエン
を基準に考えて選んでいると思う。

私はここに上の優勢劣勢を考慮して以下の観点も考慮にいれている。
・図形(○☆)か盤面と揃えるか、孤立させるか
である。

もちろん☆しか殴れない○のみが場にいるときに☆を投げる意味はほとんどないが、他の考慮要素からみて自分のだす鉛筆の図形を○☆どちらか選べるとき、私は以下の考えで○か☆かを選んでいる。

・優勢の時は図形を揃える
・劣勢の時は図形を孤立させる

図形を孤立させる行為は基本的にハイリスクハイリターンだ。
自分以外の図形が攻撃されたとき自分はかなり有利になり、自分の図形が攻撃されたときは自分だけが著しく不利になる。

逆に図形が揃っている場合はどうだろうか。
攻撃者にはダメージが入らないが、攻撃者以外の三名にはダメージが入る。
攻撃者は有利になるが、攻撃された側は全体からみると柄を孤立させたときに比べて不利になっていない。

もちろん様々な条件が混じって選択は考えるべきだが、自分が優勢で自分以外が☆1体のみ、自分が○か☆か選んでだせるのならばベースの考えは☆から出すべきだと考える。○を先にだすと○分のアドバンテージがただ溶けてしまう可能性があるからだ。☆が先なら最悪○をだすとき、周りの☆は削れている。

逆に劣勢の時は図形を揃えている場合ではない。
誰かが攻撃を受けるとき自分も攻撃を受けてしまう。そのままだと巻き返すことはできない。
劣勢のときは自分の図形だけは出ない都合のいい攻撃がでる未来にかけて、自分の図形は孤立させよう。

劣勢時ほどリスクを抱えてでもリターンを取りに行く考え方は図形を揃える以外にも応用がきく

自分が優勢か劣勢か適切に判断し、選択を決めよう。

アイテムの利用先やバトエンの交換先を考えるときに応用していただければ幸いだ。

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